お盆ならではの幻想的な夜の景色

前期試験を何とか乗り越えて、大学が夏休みに入りホッとしたのも束の間・・・今年もお盆の時期に突入しています。お参りの皆様、暑いなかお疲れ様です。

ここ佐倉では、13日にお迎えをし、15日が送りの日となっています。送りは16日という地域が多いと思うのですが、なぜ佐倉が15日かといえば、そもそもかつてはどこも15日だったものが、ご先祖さまの魂が彼岸に戻るのを「もう少し待ってもう少し待って」と言っているうちにとうとう16日になり・・・これに対して佐倉は、本来の15日のまま現在に至るそうです。ちょっと小耳に挟んだ話です。

そういうわけで、佐倉では15日に皆さん毎年夜遅い時間にお墓参りにいらっしゃいます。提灯のあかりを灯して三々五々お集まりになる光景は、とても幻想的です。なかには、日付が変わるギリギリのお時間にお見えになる方も。家族を想う気持ちを目の当たりにして自分もまた家族を想う、そんな夜を明日もきっと迎えることでしょう。

新しく完成したお庭は、夕暮れ時や夜も庭園灯の中に石の白さが浮かび上がり、昼間とは一味ちがう表情を醸し出します。お参りの方が安心して歩いて下さり、周りの景色にも目を向けていただけたら本当に嬉しいです。(緋)

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